shin爺のぽかぽか日記

年金生活のおじいちゃんです。まだまだ元気?!車中泊・温泉大好き!

ようこそ、私のページへ。 あなたは、
カウンター カウンター
人目の訪問です。

今年の車中泊、第1弾!!(その2)

この陶板名画美術館の名作の数々を存分にご紹介したいのですが、余りに多すぎてどんな順番で、どんな説明が必要か、など考えがまとまりません。しかし、実際にこの美術館を訪れて鑑賞するのが一番です。入館料は3,240円と日本一高いですが、十分にそれだけの、いや、それ以上に値打ちがありますよ。是非行かれることをお勧めします。 ともあれ、思いつくままご紹介していくことにします。 この美術館は山を掘り起こして地下5階、地上3階の建物を建て、国立公園の鳴門公園内であることへの環境配慮から地下部分をもう一度埋め戻したとのこと。つまり、外から見えるのは地上部分のみ。 まずは、建物の入口から長いエスカレーターに乗って、上り着いたところがB3F(地下3階)。自家用車であれば機械に券を通せば駐車料金は無料に。駐車場から無料シャトルバスが出ていて5分ほどで到着します。この様子は、(ブログその1)のはじめのビデオ「2018 大塚国際美術館」でお分かりいただけますよ。 正面に見えてくるのは、システィーナホール(礼拝堂天井画&壁画:ミケランジェロ1508~1514)。圧巻!!の一言です。天地創造から人類の誕生、そして人類の堕落と刑罰という神と人類との基本的な関わりが示されているのです。天井画完成から25年ほど後に奥壁に「最後の審判」を描きました。 1000平方メートルのスペースに300近い人体がひしめく大壁画をミケランジェロはほとんど助手も使うことなく独力で完成させました。天井の壁画は、下で作ったものを後から天井に吊り上げたのではなく、足場を作って天井に直接描いたのだそうです。上を向いたまま描いているうちに首が曲がらなくなったり、顔料が目に入り失明の危機もあったそうです。
画像

奥壁の「最後の審判」です。この世の人生を終えた時に人は生前どれだけ神の意志意向に沿って生きたか?そうでなかったか?を問い、行き先が決められる(審判)と謳っています。向かって左側が天国、右下が地獄。中央がイエス・キリスト。その横には聖母マリアが座っています。マリアの服の色は純潔・禁欲を表す青です
画像
画像

ここで面白いものが見つかりました。これです。このシスティーナホールで撮られた写真には、羽生名人<中央>や加藤一二三、通称ヒフミン<向かって右端から二人目>が写っていました。これはお祝いの記念写真のようです。8年ほど前にこのホールで対局もなされたようです。
画像
エル・グレコの大祭壇衝立。これはナポレオン戦争で破壊され散逸したために幻の祭壇となった。それを一つの説に従って原寸復元したもの。エル・グレコの作品5点(受胎告知、キリストの洗礼、キリストの磔刑、キリストの復活、聖霊降臨)に(羊飼いの礼拝)を加えた6点で推定復元したものです。
画像
 
聖ニコラス・オルファノス聖堂。 ビザンティン(東ローマ)帝国時代に建てられた聖堂。ギリシアのテサロニキという街にあります。聖堂に入ると、まずその聖堂に捧げられた聖人(聖ニコラス)が迎えてくれます。入り口右に描かれた人物が聖ニコラスです。この聖人の伝説がのちにサンタクロースの物語になっていきます。入り口上の壁面には聖ニコラスの生涯が描かれています。
画像
画像 画像
秘儀の間。(ポンペイ壁画) 紀元前70~50頃のもの。第2次ポエニ戦争後強大となったローマ。ポンペイでは城壁の外にも郊外別荘と呼ばれる豪邸が建てられ、秘儀荘もその一つ。ポンペイ壁画装飾第二様式による大壁画で、保存状態が良い。地の部分の辰砂を用いた鮮やかな「ポンペイ赤」により特に有名。
画像
画像
レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」1495~1498年 十字架上で死ぬ前日、ユダヤの正月にあたる過越祭を祝って使徒とともにとった最後の食事のこと。「この中に私を裏切る者がいるであろう」というイエスと、その言葉に驚く12名の弟子たちが描かれている。中央がイエス、左から5人目がイエスを裏切るユダ。右手には裏切りの褒美に手に入れた銀貨30枚を入れた袋を握りしめている。この作品は約20年かけて修復され、イエスの右こめかみに釘穴が発見された。これは遠近法の消失点であり、天井や両壁から斜めに伸びる線は、イエスのこめかみに向かっている。世界の中心、を意味する。 修復前
画像
  修復後
画像

レオナルド・ダ・ヴィンチモナ・リザ」1503~06年 やはり、右から見ても、左から見ても、正面に立って見ても、私を見つめて微笑んでくれました。
画像

デューラー、アルブレヒト「四使徒」1526年 左にはペテロとヨハネ、右にはパウロとマルコ。人間の気質が火、空気、水、土の四大元素に支配されるという四性論を表象した。衣装の色を見ると、ヨハネが赤で火=多血質、ペテロが青で水=粘液質、パウロが白で空気=胆汁質、マルコが黒で土=受動的。
画像


ホルバイン、ハンス「大使たち」1533年 この絵は正面から観ると特に変わったことはないが、作品にできる限り近づき右手上方から観ると骸骨が見えるのです。実は前景の奇妙な円盤は斜めに引き伸ばされた頭蓋骨で、ヴァニタス(虚しさ)の寓意だという。
画像
右手上方から観るとこの通り。
画像
さらには、正面から観て左手最上部には、キリストが描かれているのです。
画像
さて次からは、昔から世界的に超有名な作品を続けてご紹介です。誰でもほとんど一度は観たことのある作品ばかりではないでしょうか。
レンブラント・ファン・レイン「トゥルプ博士の解剖学講義」1632年
画像

リベーラ、フセペ・デ「髭のある女」1631年 赤ん坊に乳を与えているのは、実在した女性だと言います。37才の時にあご髭と口髭が生えだしたのだそう。(本当かな???)左に立っているのは夫フェリックス。男性的な顔立ちと豊かに膨らんだ乳房が強調されていて対照をなしています。<いや、いや、何とも違和感があります。>
画像

フェルメール、ヤン「牛乳を注ぐ女」1660年頃
画像

同じくフェルメール、ヤン「真珠の耳飾りの少女」1665~66年頃
画像

リゴー、イアサント「ルイ14世の肖像」1701年
画像

モネ・クロード、「日傘の女」1875年
画像

ゴッホ、フィンセント・ファンによる「タンギー爺さんの肖像」1887年
画像

その2の最後に、少し脳活トレーニングをしてみましょう。
画像
画像
画像
正解は、次回「その3」で・・・では、では、・・・次回をお楽しみに。