２月１３日（月）の朝、ポイントバケーション「南紀白浜」を後にして、私たちは和歌山県串本町にある、本州最南端の潮岬灯台へと向かいました。天候は快晴🌞！
国道４２号線は周参見あたりからずっと海岸線を走る道路で、海中から鋭く尖った黒っぽい大小様々な岩や岩盤が海中から出ていて、地盤の隆起と風化、波の浸食によって荒々しくも美しい彫刻作品のような景色が続いていました。まさに雄大な自然と奇岩が生み出す自然の芸術ですね！素晴らしい！！
潮岬灯台です。ここはもともと島だったのが砂州により紀伊半島とつながったと言われています。神社の前には日本書紀に記されている物語に出てくる（御綱柏・みつなかしわ）という木がありました、これまで見たことがないものでした。柏という字が使われていますが、柏ではなく周辺に群生するマルバチシャという木なんだそうです。それにしても木肌が独特ですね。
螺旋階段を上って最上階にあがると穏やかな波に光が反射してキラキラと輝いていました。見渡す限りの海で、水平線は弧を描くように伸びてまさに円い地球を実感させるパノラマでした。
ここから串本大橋を渡ってほど近いところに、これまた潮岬灯台と同様明治初期の江戸条約（よく知りませんが、そう記されていました(*_*;）によって建設された８基の灯台のうちの一つである今も現役の灯台「樫野埼灯台」へと行ってみました。 ここはみなさんも聞いたことがあると思いますが、「トルコの日本という国に対する国民感情は非常に友好的」という話。実は、明治の中頃この灯台の下の岩礁で当時のオスマントルコの軍艦が遭難し、地元の日本人が懸命に救助に当たったんだそうです。それ以来ずっと親日国だと言います。灯台に行く手前に軍艦遭難慰霊碑が建てられていました。
さて、いよいよ２つ目の灯台・樫野埼灯台が見えてきました。周辺には、救助されたトルコ人を癒すために故郷トルコから苗（球根？）を運んできて植えたと言われる水仙の花がきれいに咲き誇っていました。
天候も穏やかで春のような陽気なのでもっとゆっくりしたいところですが、時間の都合で次の目的地へと向かいます。今日の一番の目的地は那智大社。その途中にある、橋杭岩へとこれから向かいます。串本海中公園なるものがありましたが、時間がないのでパス！
しばらく走ると見えてきました。橋杭岩です。海に突き出るいくつもの奇岩。今の時間は潮が引いていて岩の近くまで歩いて行けそうです。 １０年程前にバイクツーリングで訪れた懐かしい景色です。
♪思えば遠くへ来たもんだ・・・(^^♪
獅子のような奇妙な形をした「獅子巌（ししいわ）」がありました。七里御浜沿いにそそり立つ岩で、高さ２５ｍ、周囲２１０ｍという巨大な岩。これも地盤の隆起と熊野灘の荒波、強風が生み出した芸術ですね。
いよいよ第1の目的地「那智大社」へ到着です。
まずは、熊野那智大社別宮「飛瀧」（いわゆる那智の滝）を仰ぎに行きます。
瀧の壮大さを十二分に堪能して、本宮へ向かいました。
神の使いと言われる「八咫烏」のオブジェが印象的でした。もちろん、しっかり参拝して「家内安全・健康祈願」など願い事もしっかりしましたよ。
本宮大社からも雄大な飛瀧が見えていました。陽もだいぶ傾いてきているので、日帰り温泉経由で道の駅へと向かいます。新宮から山間に行ったところで、熊野からは和歌山方面へ少し戻りますが、高田グリーンランド雲取温泉というお風呂{%温泉(ポチャン)hdeco%}に入りましたが、ゲルマニウムを含む乳白色の滑らかな泉質のお湯でした。「♪いい湯だな、は、は、は・・・♫」
すっかり夜なのでこの写真しか撮れませんでした。それからまた引き返して道の駅「七里御浜道の駅」へ向かいます。１０：３０前に到着です。ふ～～～！ もう後は、車内で酒盛りをしてから寝るのみ。あ！そうか、寝るためにはシート（をフラットにして寝られるように）アレンジする大仕事があったんだ！！！もう一仕事や👊
夜１１時前、やっと車内で酒盛り開始です🍷🍺。
マットレスあり、寝袋あり、掛け布団あり、そしてつまみと酒あり。窓には、ふたりの娘からプレゼントしてもらった専用のカーテンで光を完全にシャットアウトしているから、ちょっとしたリビング気分？？？（本当はウン十年前、大学時代に暮らしていた下宿の狭小部屋みたい、というのが実感ですが・・・。）外はきれいな夜空です。☆☆
しばらくして、酔いが程よく回ってきたところでお開き・・・。「お休みなさ～～～い」ZZZ・・・
明日は、念願の熊野古道（松本峠コース）に挑戦します。このコースは、しばらく前に歩いた・・・という方（同じ協会にいる私がとっても敬愛する人）から教えていただいたのです。家内の足腰が少々心配ですが、「初心者でも大丈夫」という感じのご意見をお聞きしていたので、旅行に出る前に「挑戦してみよう」と話していたんですよ。楽しみです🌙
