翌9月10日の朝は6:45から朝食バイキング。その後荷物をバスに運び、リフトで車いすで順次座席へ。
出発です。今日は知床峠から国後島が見えるかどうか、霧のない状態の羅臼岳をバックに記念写真(集合写真)が撮れるかどうか、が気になる所です。到着後まもなくは霧がかかっていましたが、しばらくすると見事に霧が晴れました。
ラッキーにも、北方領土の国後島もはっきりと見ることができました。日本古来固有の島のはずが、今はロシアの・・・など複雑な心境でした。
峠を下っている時の山肌には、クマザサがやたら目につきました。こちらはどこへ行ってもクマザサばかりのようですね。
知床峠を下って昼食場所の「知床食堂」からさらに近くに国後島が見えました。
この食堂では、サメカレイの煮つけがとてもボリューム感があり、味もよし、でした。でも、朝のバイキング料理で沢山食べすぎたこともあり、また今夜の料理は特別和食「灯々御膳」というご馳走なので、残す人が目立ちました。(でも、美味しかったですよ。ご馳走様でした)
ここ羅臼町は漁業が盛んなところで、沢山の魚介類を売っていました。羅臼昆布も・・・
昼食・買い物も終わり、乗車して「標津(しべつ)サーモン科学館」へ向かいます。さて、サケは遡上しているでしょうか??
途中こんな風景も・・・
東北や北海道など豪雪地域ならではでしょうね。
いろいろなガードレールが道内では使われているようですが、この地域ではこんなガードレールでした。
到着です。また、バスを降ります。毎度々動きが繰り返されます。皆慣れているとはいえ毎回となると結構きつく感じることもあるんですよ。
サーモン科学館の職員の方に聞けば、標津川にサケが遡上してきているとのこと。(やった~~~)
早速館内へ入ると、標津川の一部を館内に引き込んでサケが遡上する様子をガラス越しながら直に見ることができました。
また、館内ではチョウザメに指をぱくりと食べられる体験コーナーがありました。(チョウザメは歯がなく、少し硬めの歯茎のようなものがあり、指が口の中で何かごつごつとしたものに挟まれる感じです。決して食べられるわけではありません。)会員の人達はたいていが怖がって「キャ~~」などと奇声を挙げて拒否っていました。(笑)
中には臆することなく平然と水槽に手を入れて、パクパクと指を食べられることを喜んでいる人もいました。
手を水槽に入れられなかったけど、チョウザメの被り(帽子)を被って記念写真!
館の外の標津川の橋の上からも遡上の様子が見られるようです。
途中の欄干にはこんなものも・・・
そして極めつけはこの看板です・・・怖っ!!
クマの目撃情報があるということは、この辺りにいるということ。近頃は、日本中のあちこちで、クマやサル、イノシシなどの野生動物が街中に出没したりするようになりました。人間と動物の区切りの役目の山里が無くなってきているせいだと聞いたことがあります。動物たちも生きるために必死なのですね。ここまで、予定している行程はすべて予定通りでき、しかも天候にも恵まれています。順調この上なしです。
後は網走湖畔の温泉にあるホテル「北天の丘 あばしり鶴雅リゾート」に向かい、ゆっくりとして2日目の終了です。
宿到着から3日目の様子は「その4」で紹介します。では、では・・・