shin爺のぽかぽか日記

年金生活のおじいちゃんです。まだまだ元気?!車中泊・温泉大好き!

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何気なく目を向けた花に、改めて・・・(その2)

さて、フジの花の出番が来ているようです。街のあちこちに垂れ下がって咲いているフジの花が見られるようになってきました。家からほど近い伊川沿いに咲いていたフジです。

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明石公園のフジの開花ニュースが出ていたので、行ってみることに・・・ 正面入り口から歩いていくと、御茶屋近くに咲いていました。まだ5分咲き程度でしょうか?

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ツツジとの共演。

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「のだフジ」と木札に書かれていました。

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園内には、ツツジもきれいに咲いていました。

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ラッキーにも明石城の巽櫓(たつみやぐら)が無料開放されていて、今までゆっくり見たことがなかったので登ってみました。

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明石公園のホームページによれば 「本丸の南東端に築かれた三層の櫓。桁行き5間(9.09m)、梁間4間(7.27m)、高さ7間1寸(12.19m)の隅櫓で、妻部を東西に置く入り母屋づくり」だそうです。 また、園内には剣豪宮本武蔵の庭園もあります。 同じく、明石公園のホームページによれば・・・ 剣豪宮本武蔵(1584-1645)の出生地についてはこれまで諸説がありましたが、最近では現在の高砂市米田であると認知されています。武蔵は生涯特定の藩に所属せず全国を旅しながら剣の道を究めたのですが、特に 出生地である播磨地域には多くの足跡を残しました。ここ明石においても、1617年に着任した初代城主小笠原忠政に招かれ、明石の町割り(=都市計画)や城内樹木屋敷の設営にかかわりました。 明石の都市計画に携わっていたのですね。初めて知りました。

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内部にはこんな籠の展示も。

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遠くに明石海峡大橋が見えています。

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櫓見学の後、温かい日差し(いや、ちょっと暑いほどかな?)を受けながら、園内をのんびりと散歩してみると、「こんなに広かったのか」と今更ながらビックリしました。久しぶりにたくさん歩きました。 で、(その1)で触れましたが花水木にまつわる話を・・・ 街のあちこちで多く見られるこの木は、アメリカから送られて来たものです。 アメリカの首都・ワシントンD.C.ポトマック河畔、ニューヨークのハドソン河にたくさんの桜の樹があるのは、皆さんもご存じでしょう。これは日本からアメリカへ贈られたもの。かつて中学校英語の教科書NEW PRINCEにも載っていました。

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以下は、ネットで調べた内容です。(主にNippon.comのページより https://www.nippon.com/ja/index.html) 桜がアメリカに贈られたのが明治の終わり頃の1912年、当時の尾崎行雄東京市長がタフト大統領夫人らの希望に応じて贈ったもの。最初に贈ったソメイヨシノ2000本は長い航海の途中、多くの桜が病害虫に侵され、ワシントンに到着はしたものの、防疫検査を通過できず、すべてが焼却処分されました。尾崎行雄東京市長はこれにめげることなく再挑戦します。東京の荒川堤で採集したソメイヨシノをはじめとする五色桜を穂木として、兵庫県伊丹市東野地区の台木に接木し、健康な苗木を作り上げげ、さらに青酸ガス薫蒸で害虫駆除も念入りに実施し、明治45年(1912年)、改めてソメイヨシノやカンザン、アケボノなどの苗木3000本余りを贈ったといいます。ハナミズキはそのお返しに大正4年(1915年)アメリカから日本に贈られたのがハナミズキです。ハナミズキアメリカで最も愛されている花です。アメリカでのハナミズキ花言葉に「永続・耐久性」などの意味があります。「ドッグウッド」という名前で広く親しまれています。イエス・キリストが磔の刑に処せられた際の十字架に使用されたのがハナミズキであったことから、二度とその悲劇を繰り返さないようにと、日米友好の永続の願いも込められていました。しかし、両国間は太平洋戦争で戦火を交えることになり、日本では街路樹として植えられたハナミズキが、戦時中に反米の象徴として伐採されたこともあったそうです。一方アメリカに送られた桜は、太平洋戦争中ですら切り倒されることもなく、現在に至っているのです。国民感情が正反対ですね。  しかしながら、今日ではハナミズキ通りがあるように、日本の街路樹としてハナミズキをあちらこちらで見かけることができるようになりました。ハナミズキには、「rebirth(再生・復活)」という意味もあり、戦後の日本復興の願いなども込められていたのではないでしょうか。 どうでしょうか・・・ 何気なく見ている木にこんな時代背景があるんですね。これからは、花水木を見るたびにこの謂れを思い出すことでしょう。 最後に、もう一つ。どこででも目にする「たんぽぽ」の話。一般によく言われることは「今見るタンポポは、ほとんどセイヨウタンポポで、日本の在来種は絶滅同様」だと。 でも、これはどうも違うようです。Wikipediaによれば、 セイヨウタンポポは在来種よりも生育可能場所が多く、かつ繁殖力が高いが、その反面で多くの在来種よりも低温に弱く、初春から初夏にかけての寒暖差が激しい条件下では生育できない場合も多い。セイヨウタンポポの個体数が多いために相対的に在来種の割合が減っただけで、在来種も一定の個数で存在している。また、茎を大きく伸ばさないため、かえって都市部で在来種が見られる場合もままある。 とのこと。 タンポポについても、今回また新たに知る機会となりました。 ちなみに、セイヨウタンポポと日本の在来種との見分け方ですが・・・ 画像 画像
だそうですよ。