shin爺のぽかぽか日記

年金生活のおじいちゃんです。まだまだ元気?!車中泊・温泉大好き!

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令和元年度「愛と友情の旅」に行ってきました。<その1>

9月9日から11日の2泊3日で、兵庫県肢体不自由児者協会の「愛と友情の旅」に付き添ってきました。今回は、その1~4のうちの「その1」です。 題して大自然!知床 魅力満載スペシャル」。以下は旅のしおりの表紙です。
1568506820179.jpg 今回は、道東の知床と網走周辺です。 折から台風13号の影響による秋雨前線の動きや、台風15号の進路によっては旅行自体が危ぶまれていました。しかし、15号は関東に上陸したものの、運よく東北~北海道からどんどん北東方面に離れていき天候的な問題はなくなり、協会事務局の皆もホッと胸を撫でおろしました。 さて、この協会の旅行については以前にも紹介しましたが、どこに行くのもバリアのことを考えます。行く先々でユニバーサルトイレが必要です。また、車いすを押していけるのか、段差があればどの程度か、食事場所でのテーブル配置も考える必要があります。泊まるホテルの部屋は洋室のベッド付きが必須、またお風呂は車いすでどこまで入れるのか、等々様々なことを可能な限り事前に調べて旅行への備えをします。あとは、添乗員の方や事務局の職員・ヘルパーさんなど付き添う者の協力で旅行が成り立ちます。もちろん、ホテル、飲食店など施設側の協力は言うまでもありません。
また、移動にはリフト付きバスが不可欠です。移動する度に乗り降りしますから、乗る時は(リフトに車いすのまま乗る、車いすからバスの座席に移乗する、リフトで車いすを下ろす)これを人数分の回数を行います。全員座席に着いたら、全員の車いすと荷物を格納庫に入れる、そしてバス発車の手順を毎回繰り返します。バスから降りる時はこの逆の手順で行います。運転手、添乗員、ヘルパーさん、及び事務局の職員が一丸となって協力し、手際よく参加者のみなさんの乗降を手助けします。 リフト付きバス.png しかも北海道なら飛行機で向かうことになります。沖縄への旅行以来3年ぶりの飛行機での旅です。https___cdn_user_blog_st-hatena.png 機内には自分の車いすでは入ることができないため、航空会社が用意する機内用の車いすに乗り換えることになります。 ANA-kurumaisu.jpg
では、バリアフル(バリアがいっぱい)をどう乗り越えたか、旅の様子をご紹介しましょう。 参加者は、姫路・明石・神戸・芦屋など多方面から、自家用車・新幹線・リムジンバス・タクシーなどいろいろな交通手段で関空へ向かいます。中でも、一時どうなるかと心配したのはJRのことです。(姫路発6:00発の新幹線で新大阪6:31着~新大阪から特急はるか6:48発で関空までの切符)を買おうとすると、JR側が何と「エレベーターを使用して乗り換えるには、20分の時間が必要という規則になっているので、このダイヤの切符は買えません」と言われたのです。新大阪6:31着、特急はるかは6:48発で17分あるのです。介助者やヘルパー・職員など慣れている者がいるから大丈夫だと言っても聞き入れてもらえませんでした。ゴールデンウィークや年末年始などの混雑時ならともかく、平日の早朝であるこの時間です。飛行機に乗るにはこの連絡しかないのです。しばらくしてJR側からの連絡で、「予定している列車を利用してもらってもいい」との連絡で切符を買うことができました。出発当日の新大阪では、何と5分で乗り換えができました。「規則だから…」と言うのは、余りにも一方的で杓子定規ではないかと、一時は皆憤然としました。切符を買うのにもこんなバリアがあるんです。 関空には8:00集合でしたが、皆さん時間通り無事に集合されました。 早速、各自搭乗券を受け取り受託手荷物検査を受けてトランクを預けます。そしてチェックイン(搭乗手続き)。ここで機内用車いすに乗り換え自分の車いすを預けます。(台数に限りがあるため、全員が乗り換えるわけではありません) そして、持ち込み手荷物検査とボディチェック(保安検査)を受けます。 3年前の沖縄行きもANAでしたが、航空会社の職員の皆さんの手際は格段の差で良くなっていました。 有難うございました。<(_ _)> CIMG1739.JPGCIMG1740.JPG 搭乗待ちの様子です。 CIMG1742.JPG いよいよ、機内に入る時間が来ました。時間がかかるため、健常者の利用者よりも一足先に乗り込むことになります。待っている様子です。 CIMG1750.JPG 時間通りに離陸しました。 台風による影響で気流が不安定かもしれない・・・と少し気になっていましたが、高度10,000m以上の上空を飛行するようで、全く影響はないようでした。機内のモニターではどこを飛んでいるのか、飛行高度や速度も映し出されていました。 CIMG1756.JPG 今回初めて知ったのですが、飛行ルートによっては上空から日本海側と太平洋側の両方が同時に見えるんですね。右手に遠く富士山が見えていました。望遠での撮影ですがくっきりと見えました。155762284460069475177.jpg CIMG1755.JPG CIMG1758.JPG ほどなくして、北海道・女満別空港に着陸です。こじんまりとした小さな空港でした。 image_resize.jpg 飛行機が苦手な参加者の女性も、あまり不安を感じることなく着陸を迎え、一同快適な空の旅でした。 さあ、いよいよ北海道旅行の始まりです。その様子は、次回「その2」でご紹介します。